内臓をマッサージするように呼吸する
夜寝る前に、なぜかお腹が痛くなることがあります。
お腹を壊したわけではなく、胃もたれとかでもなく、痛み止めが効くわけでもない、よくわからない腹痛。でも眠れば翌朝には良くなっている。
何日か続くと、なぜか治る。
半年に1回くらいのペースで起きます。
こういうときは、内臓をマッサージするように呼吸すると、わりとスムーズに眠りに入れる気がしています。
「内臓をマッサージする」というのは以前ヨガの先生が言っていたことなんですが、そんなイメージで呼吸をすると、確かになかなか良いのです。
私がやっているのは、以下のような感覚の呼吸です。
- 長くゆっくりと息を吸う
- 息を吸っているときに、おなかが膨らむのを感じる
- おなかを意識的にへこませて、息を吐く
内臓をマッサージするようなイメージで深く呼吸をすると、腹式呼吸になって横隔膜が大きく動く気がします。
そしてこの呼吸をゆっくり繰り返すと、お腹の痛みを忘れていくように、穏やかに眠っていけるような感覚があります。
ヨガの先生は「内臓をマッサージするように呼吸しましょう」と言うだけで具体的な指示はしないので、基本的にはイメージの問題なんだと思います。
なので呼吸によって本当に内臓がマッサージされるのかは定かではありませんが、おなかには確かに刺激が加わって、内臓が動いている感じはする。
停滞感のあった体の内部が、少しずつ動かされていく気がする。
お腹が痛くなったときだけじゃなく、日頃からこういう呼吸を習慣づけると体の調子がもっと良くなるのかもしれないなとは思います。
ただ、この呼吸は疲れるんですよね。リラックスはしつつもおなかに注意を向けながら呼吸をするので、日常的にできるようになるのは簡単ではなさそうだと想像します。
朝だけとか、毎日夜寝る前にとか、決めた時間帯に継続してやるのが良いのかもしれません。