ページエクスペリエンスの改善に2カ月かかった
3月後半に、ブログのページエクスペリエンスが一気に下がってしまいました。
原因は LCP の悪化。「LCP の問題: 2.5秒 超(モバイル)」が多くの URL で出てしまいました。
PageSpeed Insights で原因を探り(ほぼ画像が原因)、改善策を実施して各記事の LCP は改善できました。
が! PageSpeed Insights では LCP は改善できているにも関わらず、ページエクスペリエンスが戻らない。
きちんと改善が反映されているのか不安なまま過ごしていましたが、約2カ月後にようやくページエクスペリエンスが回復しました。
問題が起きていたのはモバイルのみで、PC に関しては問題は出ませんでした。
今回は、ページエクスペリエンス改善までに要した期間と当ブログでの LCP 悪化原因を紹介します。
目次
ページエクスペリエンスは、過去28日間の収集データが反映される
ウェブに関する主な指標、ページエクスペリエンスのデータは、過去 28 日間の収集データが反映されるようです。
PageSpeed Insights の「ウェブに関する主な指標の評価」には、以下のような注釈が出ています。
過去 28 日間の収集期間の、ウェブに関する主な指標に基づき算出されます。
そのため、LCP 等の指標を改善してもすぐにはデータには表れてこないと考えられます。
当ブログの場合、LCP を改善後、データ上で実際にページエクスペリエンスが回復するまで約2カ月かかりました。
28 日以上経ってもずっと反映されないな... と不安に思いながら待っていましたが、こんな例もあるようです。
もしかしたらアクセス数などによって反映のスピードが変わるのかもしれませんが。。
改善作業後、Search Console の LCP の指摘に対しては「検証」ボタンを押していましたが、結果は「保留」や「失敗」ばかり。
(PageSpeed Insights で見ると改善できてるのに!
ページスピードのスコアも、モバイルはほぼ95以上、パソコンではほぼ99でした。)
3~4回ほど検証依頼しましたが結果が変わらないので放置していたところ、上記の2カ月経ったタイミングで自動的に指摘は消えました。
改善策を実施したらとりあえず待つしかなさそうです。
Search Console で LCP の悪化が指摘される頃には、すでに 28 日以上そのデータが蓄積されている可能性があります。原因を探す場合は悪化が出始めた直近に加えて、1~2カ月くらい前に何かやったかどうかをチェックしてみると良いのではと思います。
LCP 悪化の原因はほとんど画像だった
当ブログでの LCP 悪化の原因は、ほとんど画像でした。
気をつけてきたはずなのに、遅い原因はいつも画像なんですよね...。
具体的には、
- 記事トップに掲載しているアイキャッチ画像が重い
- 記事内の画像を遅延読み込みし忘れている
などが原因。
特に、ブログカードに使われていたファビコン画像を遅延読み込みしてなかったのが影響していたのがびっくりでした。あんなに小さい 16px の画像が。。
ファビコン画像は URL がhttps://www.google.com/s2/favicons?...
となっていたので、その影響だったかもしれません。PageSpeed Insights ではこのファビコンへの指摘は出なかったので、これが原因の1つだと突き止めるのは少し大変でした。
JPG・PNG 形式だった多くの画像も、ファイルサイズ削減のため WebP に変更。地道なリライト作業でした。
これでも LCP のスコアはまだギリギリの 2.5 です。もう少しデータが蓄積されてスコアが上がれば良いのですが、ちょっとしたことで悪くなってしまう可能性も残っています。
追記:LCP スコアは現在 2.4 になり、下がったスコアが少しずつ反映されてきているようです。
とりあえず、当ブログからは以下を推奨します。
画像は軽く、できれば WebP で、小さな画像も遅延読み込みを忘れずに。
どなたかの参考になれば幸いです。