【2023年】F1ドライバー紹介
2023年にF1を走る全ドライバー20名を紹介します!
ドライバーの引退や移籍、新ドライバー加入により、昨年から大きく入れ替わってのラインナップとなりました。
以下、ドライバー名をクリックすると紹介箇所に飛びます。
※ ルクレール、サインツ、周 冠宇、ガスリー、ピアストリ、サージェントに関しては、以下の記事でより詳しく紹介しています。
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ドライバー | 国籍 | 所属 |
---|---|---|
マックス・フェルスタッペン | オランダ | レッドブル |
セルジオ・ペレス | メキシコ | レッドブル |
ルイス・ハミルトン | イギリス | メルセデス |
ジョージ・ラッセル | イギリス | メルセデス |
シャルル・ルクレール | モナコ | フェラーリ |
カルロス・サインツ | スペイン | フェラーリ |
ランド・ノリス | イギリス | マクラーレン |
オスカー・ピアストリ | イギリス | マクラーレン |
エステバン・オコン | フランス | アルピーヌ |
ピエール・ガスリー | フランス | アルピーヌ |
角田裕毅 | 日本 | アルファタウリ |
ニック・デ・フリース | オランダ | アルファタウリ |
ランス・ストロール | カナダ | アストンマーティン |
フェルナンド・アロンソ | スペイン | アストンマーティン |
アレックス・アルボン | タイ | ウィリアムズ |
ローガン・サージェント | アメリカ | ウィリアムズ |
バルテリ・ボッタス | フィンランド | アルファロメオ |
周 冠宇 | 中国 | アルファロメオ |
ケビン・マグヌッセン | デンマーク | ハース |
ニコ・ヒュルケンベルグ | ドイツ | ハース |
マックス・フェルスタッペン(オランダ)
チーム:レッドブル
1997年09月30日生まれ、180cm。
父親は元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペン。
2015年にトロ・ロッソから、史上最年少の17歳でF1デビュー。2016年のシーズン途中からレッドブルに昇格すると初優勝を達成。
その後、レッドブルで安定した成績を見せるもメルセデスには及ばず、年間チャンピオンは獲得できていませんでした。が、2021年についに初のチャンピオンに! 最終戦の最終ラップでの逆転優勝という衝撃的な結末でした。
2022年はチャンピオンだけが使えるナンバー「1」をつけて参戦し、ライバルを突き放しての2年連続チャンピオン獲得。
ちなみに現在の彼女は、ケリー・ピケというブラジル人の年上女性。元F1ドライバーだったネルソン・ピケの娘です。
彼女は2019年まで、これまたF1ドライバーだったクビアトと交際していて子どももいるのですが、その後別れてフェルスタッペンと付き合っています。
セルジオ・ペレス(メキシコ)
チーム:レッドブル
1990年1月26日生まれ、173cm。
2011年からF1参戦。メキシコの大富豪がスポンサーについています。
ザウバー→マクラーレン→フォース・インディア→レーシング・ポイントとチームを渡り、2021年からレッドブルのドライバーに。
レッドブルではマックス・フェルスタッペンが完全なるファーストドライバーのため、2021年はアシスト役に回ることも多かったのですが、今後はもっと優勝争いにも加わりたいはず。
2022年のドライバーズランキングは3位でした。
愛称はチェコ。なぜかというと、メキシコ(スペイン語圏)では名前のニックネームが決まっていて、セルジオは全員チェコと呼ばれるため。
(ほかにも、アントニオはトーニョ、フランシスコはパコやパンチョ、などと決まっています)
ちなみにセルジオは、スペイン語読みではセルヒオです。
ルイス・ハミルトン(イギリス)
チーム:メルセデス
1985年1月7日生まれ、身長174cm。
2007年にマクラーレンからF1デビュー。1年目からいきなり優勝するなど、初っ端から才能を見せつけました。
2008年、2年目にして年間チャンピオンに! F1史上最年少23歳でのチャンピオン獲得となりました。
2013年、メルセデスに移籍してからも強さを見せ続け、これまでに7度のチャンピオンを獲得。
2021年は、レッドブルのマックス・フェルスタッペンと最終戦までポイントを争うスゴい展開。最終ラップにこれまたスゴい展開で逆転を許し、チャンピオン獲得はなりませんでした。
2022年は新しいレギュレーションによりマシンが大きく変わり、F1参戦後初めて優勝なしのシーズンとなりました。
2022年のドライバーズランキングは6位。
ジョージ・ラッセル(イギリス)
チーム:メルセデス
1998年2月15日生まれ。身長185cmの長身!
2017年、メルセデスの育成ドライバーに。
2019年、2020年、2021年は、メルセデスと技術提携をしているウィリアムズからF1参戦。
ドライバーとしての実力はあるものの、マシンに競争力がなかったため下位に甘んじていましたが、2022年からついにトップチームのメルセデスから参戦。
2022年はハミルトンが苦戦するなか安定して入賞を果たし、第21戦ブラジル サンパウロGPでは初優勝も達成しました。2022年のドライバーズランキング4位の結果でシーズン終了となりました。
シャルル・ルクレール(モナコ)
チーム:フェラーリ
1997年10月16日生まれ、179cm。モナコのイケメンドライバーです。
2018年にザウバーからF1デビュー。
2019年フェラーリに移籍して初優勝を遂げます。
2020年はマシンの競争力が低くそこまで良い成績は残せなかったものの、2021年はマシンも向上して上位争いにからむ回数も増えました。
2022年、開幕初戦から優勝! フェラーリが新しいレギュレーションにあわせて良いマシンを作ってきており、開幕から数戦は良い戦いを見せましたが、その後はマシントラブルやチームの戦略ミス、本人のミスにより思うような結果を残せませんでした。最終的なドライバーズランキングは2位。
2023年はフェルスタッペンとの優勝争いがもっと見られるのか、期待です。
カルロス・サインツ(スペイン)
チーム:フェラーリ
1994年9月1日生まれ、178cm。
お父さんはWRCの有名なドライバー、カルロス・サインツ。
なのでこちらの息子のほうは、カルロス・サインツ Jr. と呼ばれることもあります。
2015年にトロ・ロッソからF1デビュー。フェルスタッペンと同期です。
2018年にルノー移籍、2019年にマクラーレン移籍。そして2021年にフェラーリに移籍して走り続けています。
2021年はフェラーリ1年目にして年間ドライバーズランキング5位という好成績をおさめました。
2022年、新しいレギュレーションのマシンになって序盤は苦戦していましたが、ついに初優勝を達成。ドライバーズランキングは5位でした。
ランド・ノリス(イギリス)
チーム:マクラーレン
1999年11月13日生まれ、170cm。
2019年、マクラーレンからF1デビュー。
2021年前半はドライバーズランキング上位を争うものの、後半は少し失速し年間ランキングは6位。
2021年のロシアグランプリではポールポジションを獲得し、レース本番でも良い走りをして初優勝が見えていたものの、最後の最後、雨に対するタイヤ判断を誤って初優勝はならず。
ただ継続して安定した成績を上げており、マクラーレンとは2025年までの契約を締結しています。
速いドライバーですが2022年も優勝はならず、ドライバーズランキングは7位でした。
オスカー・ピアストリ(オーストラリア)
チーム:マクラーレン
2001年4月6日生まれ、178cm。
2020年F3に参戦し、1年目でチャンピオン獲得。さらに2021年に参戦したF2でも1年目でチャンピオン。かなり期待の新人ドライバーです。
2022年はF1シートに空きがなくアルピーヌのリザーブドライバーになりましたが、その後アルピーヌとの契約交渉でいろいろあり、2023年マクラーレンからF1デビューすることになりました。
※デビューまでの経緯については以下の記事も参照
デビューまでの経緯とF3・F2連続優勝という前評判ゆえに、デビューレースは注目されるでしょう。実力がF1でどのように発揮されるのか、楽しみです。
エステバン・オコン(フランス)
チーム:アルピーヌ
1996年9月17日生まれ、186cm!
2016年の途中から、マノー・レーシングからF1デビュー。
2017年、2018年はフォース・インディアのドライバーとして参戦。
2019年はシートを得られずメルセデスのテストドライバーとなりましたが、2020年にルノーからF1復帰。
2021年は、ルノーから改称したアルピーヌのドライバーとして参加し、初優勝を遂げました。
このときチームメイトのアロンソが、追ってくるハミルトンを何周にも渡ってブロックしたことも、オコンの優勝へとつながりました。
2022年はアロンソと(無駄に)争うことも多く、見ている側がひやひやする場面も。ドライバーズランキングは8位でした。
ピエール・ガスリー(フランス)
チーム:アルピーヌ
1996年2月7日生まれ、177cm。
2018年、トロ・ロッソからF1フル参戦。
2019年にはレッドブルに昇格するも、成績が振るわずシーズン途中で再びトロ・ロッソに降格させられてしまいます。。
2020年からはトロ・ロッソが改称したアルファタウリから参戦し、2021~2022年は日本人ドライバー角田選手のチームメイトでした。
ペレスの契約延長によりレッドブル昇格の道が遠くなり、2023年アルピーヌに移籍。
チームメイトとなるエステバン・オコンとは仲が悪いと言われていますが、新チームでの活躍が楽しみです。
2022年のドライバーズランキングは14位でした。
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角田裕毅(日本)
チーム:アルファタウリ
2000年5月11日生まれ、160cm。7年ぶりの日本人F1ドライバーです!
神奈川県相模原市出身。
レッドブルとホンダの提携による育成ドライバーの1人としてF2、F3 で活躍し、2021年からアルファタウリのドライバーとしてF1に参戦しました。
2021年のデビュー第1戦は9位入賞という好結果。
その後は1年を通してなかなか思うような成績を出せませんでしたが、最終戦では4位フィニッシュ。自身最高位でシーズンを終えました。
2022年、速さを見せることもありましたがマシンの出来が全体的に良くなく、ドライバーズランキングは17位。
3年目の2023年はいよいよ正念場です。
ニック・デ・フリース(オランダ)
チーム:アルファタウリ
1995年2月6日生まれ、167cm。
2017年からF2参戦。2019年にはF2優勝を遂げるもF1シートは獲得できず、フォーミュラEにメルセデスから参戦していました。
2022年の第16戦イタリアGPで、欠場したアルボンの代役としてウィリアムズから出場しなんと9位入賞。その好成績がきっかけとなり、アルピーヌに移籍したガスリーに代わって2023年からアルファタウリのドライバーとしてF1に参戦することになりました。
28歳でのF1デビューは遅咲きとはなりますが、F1以外でのレース経験は豊富。角田選手の良いライバルになると思われます。
ランス・ストロール(カナダ)
チーム:アストンマーティン
1998年10月29日生まれ、180cm。
2017年、ウィリアムズからF1デビュー。
ストロールのお父さんは大実業家で、約82億円もの資金をチームに提供してのドライバー就任(いわゆるペイドライバー)となりました。
破産したフォース・インディアをお父さんが買収したことで、2019年にレーシング・ポイントに移籍。
2021年からは、レーシング・ポイントが改称したアストン・マーティンからの参戦となっています。
レース中は不用意なドライビングで接触を引き起こしがちなドライバーですが、雨などのイレギュラーな状況では強い走りを見せることも。
2022年のドライバーズランキングは15位。
フェルナンド・アロンソ(スペイン)
チーム:アストンマーティン
1981年7月29日生まれ、171cm。41歳!最年長の現役ドライバーです。
2001年、ミナルディからF1デビュー。
2003年からルノーのドライバーになると、2005年には年間チャンピオンに。当時の最年少記録でした。
翌年もチャンピオンを獲得した後、2007年マクラーレンに移籍。
このときのチームメイトは、F1にデビューしてきたハミルトンでした。そして1年目のハミルトンがルーキーとは思えない活躍をしたために、前年度王者のアロンソとチーム内でバチバチのバトルが勃発。
結局、2008年からは再び古巣ルノーから参戦することになりました。
2010年フェラーリに移籍、2015年マクラーレンに移籍。
2019年、2020年はF1から離れ、インディ500やル・マンなどに参戦。2021年にアルピーヌからF1に復帰。
2023年はアルピーヌから離れアストンマーティンから参戦することになりました。本人は複数年契約を希望していたがアルピーヌからの提示は1年契約だったことが理由として挙げられています。
2022年のドライバーズランキングは9位。良い走りをしているのにマシントラブルでリタイアを余儀なくされるケースが多く、それさえなければもっと上位を狙えたと思うと残念です。
アレックス・アルボン(タイ)
チーム:ウィリアムズ
1996年3月23日生まれ、186cm。
2019年トロ・ロッソからF1デビュー。シーズン半ばに、ガスリーと入れ替わる形でレッドブルに昇格し、2019年ルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞。
2020年は苦戦を強いられ、2021年はレッドブルのリザーブ・テストドライバーとなります。
2021年の後半はアルファタウリの角田選手のサポート役についたそうで、角田選手もアルボンからいろんなことを学んだと言っていましたね。
同じドライバー同士なのに、自分の知識やノウハウを後輩に伝えられるというのはなかなかできないんじゃないかと思うので、すごい人間力だなと思います。
そして2022年、ウィリアムズからF1に復帰!
ウィリアムズのマシンは競争力がない(はっきり言って遅い)のですが、そんななかでも3回入賞という実力を見せました。ドライバーズランキングは19位でした。
ローガン・サージェント(アメリカ)
チーム:ウィリアムズ
2000年12月31日生まれ、181 cm。久しぶりのアメリカ人ドライバーです。
2020年にF3で3位。2022年にF2フル参戦し、シリーズ4位とルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得しました。
2021年にウィリアムズの育成ドライバーになっており、昨年までのラティフィに代わって2023年からウィリアムズのドライバーとしてデビューです!
バルテリ・ボッタス(フィンランド)
チーム:アルファロメオ
1989年8月28日生まれ、173cm。
2013年、ウィリアムズからF1デビュー。
2017年にメルセデスに移籍し、初優勝も達成。
メルセデス時代は上位の成績も残していましたが、チームは基本的にハミルトン優先の戦略を取っていたため、アシスト役にならざるを得ない場面も多くありました。
2022年からは、アルファロメオのドライバーとして参戦。メルセデスよりは競争力が落ちるマシンですが、ベテランの貫録を見せドライバーズランキングは10位の結果でした。
周 冠宇(中国)
チーム:アルファロメオ
1999年5月30日生まれ、175cm。
中国人初のF1ドライバー。12歳でイギリスに渡り、ヨーロッパで経験を積みました。
2014年〜フェラーリの育成ドライバー、2020年〜ルノー(アルピーヌ)の育成ドライバー。
そして2022年、アルファロメオからF1デビューです。
2022年、デビュー年ながら入賞3回の安定した走りを見せ、ドライバーズランキング18位。2023年も契約継続となりました。
ケビン・マグヌッセン(デンマーク)
チーム:ハース
1992年10月3日生まれ、174cm。
元F1ドライバー、ヤン・マグヌッセンの息子。
2014年、マクラーレンからF1デビュー。
翌年リザーブドライバーに戻ったあと、2016年にルノーに移籍。
2017年にハースに移籍し、2020年まで所属。
2021年はF1からは離れていましたが、2022年の開幕直前、ハース所属だったロシア人ドライバーマゼピンがロシアのウクライナ侵攻により契約を解除され、その入れ替わりとしてF1に復帰しました。
そんな電撃復帰から10日後、2022年開幕戦でいきなり5位入賞! これは全員びっくりです。
その後も、良いときと悪いときで波がありましたがさすがベテランと思わせる走りを見せました。2022年のドライバーズランキングは13位。
ニコ・ヒュルケンベルグ(ドイツ)
チーム:ハース
1987年8月19日生まれの35歳、184cm。
2010年にウィリアムズからF1初参戦。
その後はフォース・インディア、ザウバー、フォース・インディア、ルノーとチームを渡りながら走っていましたが、2019年でルノーとの契約が終了。
2020年にはコロナの陽性反応が出たペレスや体調不良のストロールの代役として出走。2021~2022年はアストンマーティンのリザーブドライバーとなり、コロナ陽性のベッテルの代役として出走するなどした。
2023年からは、クラッシュの多かったミック・シューマッハに代わりハースから参戦することが発表されました。これまでの最高位は4位です。
2023年のドライバー紹介は以上です。今年はドライバーだけではなくチーム代表の入れ替わりも多かったので、どんなチームになっているのかいろんな意味で開幕が楽しみです!
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